からだの歪みと痛み

痛いところが悪い?

痛いところをグリグリと揉んだりマッサージすると気持ちいかもしれません。

しかし、それで本当に痛みが改善されるのでしょうか?

痛いところと悪いところは必しも同じではありません。その理由を説明していきましょう。

バランスを取るためにバランスを崩す!?

人間のカラダは様々な筋肉と骨格のバランスで成り立っています。

何かの原因でそのバランスが崩れたとき、そのバランスを取り戻すために他の部分が補おうとするのです。

その結果、その補おうとしたところに痛みが出るのです。

だから原因はバランスの崩れ。

このバランスの崩れを改善しなければ痛みは繰り返し起こってしまいます。

身体のバランスが崩れる原因は、ゆがみによって起こります。

ゆがみとは、姿勢の曲がりで確認することができます。

歪んだ身体は、筋肉の緊張により痛みをひきおこし、関節の痛みの原因にもなるのです。

歪みとは何か?

では、この『歪み』についてご説明します。

骨盤と背骨をキャンプで使う三角テントに見立ててください。底が骨盤、支柱が背骨です。

その四隅に張っているロープが伸び縮みする筋肉だと仮定します。

片方のロープが縮むともう一方のロープは伸ばされます。

そして、支柱である背骨が縮んだロープ(筋肉)に引っ張られ、地面(骨盤)に打ったロープは支柱側に引き寄せられます。

そのため、もう一方のロープ(筋肉)は引き伸ばされてしまいます。

このように骨盤が歪むことで背骨が右に歪み、さらにこの歪んだ背骨を真っ直ぐにしようとして背骨の上部が左に歪みをつくっていくのです。

その結果、カラダのバランスを崩し腰痛や肩こり、背中全体にハリを感じてしまいます。

筋肉が緊張すると神経や血管を締め付け血流不足となり強いては酸素不足となります。筋肉は酸欠になると痛みを感じたりシビレを感じます。

さらにこの痛みが長い期間や何回も繰り返すような痛みが続くと脳はストレスを感じて自律神経の働きが悪くなってしまいます。

こうなると、更に血管が狭くなってしまい血流が悪くなり筋肉に酸素が届きにくくなります。それにより痛みが強くなり治りも時間がかかってしまうのです。